格安SIMのデメリット8選|災害時の注意点やおすすめ格安SIM7選も紹介

格安SIM

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格安SIMには、格安な月額料金でスマホが使えるというメリットがあります。

しかし、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルといったキャリアのサービスに比べてたデメリットや注意点もあります。

この記事では、格安SIMを利用するにあたってのデメリットを中心に解説します。

また、後悔しないための格安SIMの選び方やおすすめの格安SIMも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

格安SIMのデメリット8選

SIMカード1

格安SIMには、以下のようなデメリットがあります。

格安SIMのデメリット
  1. 通信速度が不安定
  2. 実店舗で相談しにくい
  3. 購入できる端末が少ない
  4. キャリアメールが使えない
  5. LINEのID検索ができない
  6. 口座振替できない
  7. 端末故障の補償が不十分
  8. 初期設定の手間がかかる
  9. 災害時不安がある

それぞれの内容を詳しく解説していきます。

①通信速度が不安定

格安SIMとは、ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアから回線の一部を借り、運営されているサービスです。

キャリアの回線の一部しか借りていないため、混雑時にはどうしても通信速度が安定しません。

通信速度が気になる方は、キャリアが運営する格安SIM、または実測値に定評がある格安SIMを優先的に検討してください。

②実店舗で相談しにくい

格安SIMはキャリアよりも実店舗が少なく、店舗自体がない場合もあります。そのため対面の契約サポートやアフターフォローは、キャリアほど気軽には利用できません。

ただし、中にはワイモバイルやUQモバイルのように、キャリアと同等の実店舗を持つ格安SIMもあります。

契約や設定に不安のある方は、実店舗の多いところを優先的に検討しましょう。

③購入できる端末が少ない

端末をセット購入できる格安SIMはいくつかあるものの、そもそもの取り扱い数が少なかったり、キャリアのように最新端末が選べなきことがあります。とくに最新機種やiPhoneなどは、取り扱いが少ないのが現状です。

一方で、中古販売や低価格帯のAndroidに強いなど、格安SIMならではのメリットもあります。

格安SIMが気になる場合は、キャリアにない端末にも目を向けてみましょう。

④キャリアメールが使えない

格安SIMでは、キャリアメールを提供していない場合があります。

現在キャリアでは、キャリアメールが継続できるサービスを月額330円程度で提供中です。

メールアドレスを継続したい方は、合わせて利用を検討してみましょう。

⑤LINEのID検索ができない

LINEのID検索は、電話番号を知らなくても友達が検索・追加できる便利な機能です。

しかし、ほとんどの格安SIMではLINEのID検索を行えるようにする認証に対応していません

ただし、ID検索ができない=友達追加ができないわけではありません。

電話番号検索やQRコード、メールやSMSでの招待など、友達追加の手段はほかにもたくさん用意されています。

また数は限られるものの、中にはmineoやIIJmioなど、LINEのID検索ができる格安SIMもあります。

ID検索を使いたい方は、該当の格安SIMを優先的に検討しましょう。

⑥口座振替できない

格安SIMはクレジットカード支払いが推奨されており、口座振替自体を取り扱っていない場合もあります。

一方でワイモバイルやUQモバイルなど、口座振替に対応している格安SIMもあります。

口座振替を希望する場合はこちらもあわせてご検討ください。

⑦端末故障の補償が不十分

キャリアの補償は、故障や破損、水濡れ、バッテリー交換、データ復旧などに対応しており、幅広く充実しています。

一方、格安SIMの補償は、バッテリー交換やデータ復旧などが対象外の場合が多く、キャリアのものほどは充実していません。

格安SIMに乗り換える際は、キャリアとの内容の違いを踏まえ、補償に加入すべきかを検討しましょう。

⑧初期設定の手間がかかる

格安SIMは店舗の数が少なく、申し込み後の初期設定も、基本的には自分で行わなければなりません。

回線の初期設定に不安がある方は、あらかじめ手順を確認しておきましょう。

設定に不安がある方は、電話やチャットのサポートを利用するのもおすすめです。

⑨災害時不安がある

災害時は設備の破損や停電などにより、キャリア・格安SIMの双方に通信障害が起こる可能性もあります。

全通信会社に共通するリスクではありますが、格安SIMはあくまで回線を借りる立場であり、キャリアほどの安定性がありません

災害時に通信が不安定になるリスクも、キャリアより高いと考えられます。

また、キャリアの災害伝言掲示板は、そのキャリアのユーザーしか利用できません。格安SIMのユーザーは災害時に備えて、ほかの連絡手段を検討する必要があります。

通信会社に関係なく利用できるサービスとしては、災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(web171)、Google パーソンファインダーなどが挙げられます。

格安SIMに乗り換える場合は、あらかじめ使い方を確認しておきましょう。

格安SIMのメリット3選

格安SIMのメリットは、以下のとおりです。

格安SIMのメリット
  1. 月額料金が安い
  2. 料金プランがシンプル
  3. 格安スマホ・型落ちiPhoneを販売している

それぞれの内容を詳しく解説していきます。

①月額料金が安い

格安SIMの月額料金は、大手キャリアよりも大幅に安く設定されています。

▼格安SIMと大手キャリア 月額料金の比較

3GB 15GB 25GB
ソフトバンク 5,478円 7,238円 7,238円
au 5,115円 7,238円 7,238円
ドコモ 4,565円 7,315円 7,315円
ワイモバイル 2,178円 3,278円 4,158円
UQモバイル 2,365円( 4GB) 3,465円 3,278円(20GB)
X-mobile 1,628円 2,618円
IIJmio 990円(4GB) 1,800円

上記のとおり、ワイモバイルやUQモバイル、X-mobile、IIJmioなどは、大手キャリアの半額程度から利用できます。

②料金プランがシンプル

大手キャリアのプランは、インターネットとのセット割や家族の人数に応じた割引などがある反面、料金プランも複雑でわかりにくく「どれを選べばいいかわからない」と悩む方も多いでしょう。

一方、格安SIMの料金プランは、毎月のデータ量のみを定めたシンプルなものがほとんどです。

それほど詳しくない方であっても、自分にあったものが簡単に選択できる点も大きなポイントです。

➂格安スマホ・型落ちiPhoneを販売している

格安SIMでは、大手キャリアでは取り扱いのないASUSやXiaomiなどの格安スマホ、型落ちiPhoneも販売しています。

安価なスマホの選択肢が広がることで、大手キャリアでは見つけられないお気に入りの1台が見つかるかもしれません。

後悔しない格安SIMの選び方

SIMカード3

格安SIMを選ぶ際には、とくに以下のようなポイントに注目しましょう。

格安SIMの選び方

  • 通信速度の実測値を踏まえて検討する
  • 譲れないポイントを決めて選ぶ

それぞれの内容を詳しく解説していきます。

通信速度の実測値を踏まえて検討する

速度で後悔しないために、格安SIMは実測値で比較しましょう。

実測値とは、ユーザーが実際に測った速度、つまり速度の口コミのようなものであり、比較サイトなどで簡単に閲覧できます。

例として、主要な格安SIMの実測値を見てみましょう。

▼主要な格安SIM 実測値の比較

下り平均 上り平均
ワイモバイル 81.94Mbps 15.32Mbps
UQモバイル 85.18Mbps 13.54Mbps
X-mobile 30.11Mbps 13.35Mbps
mineo 40.36Mbps 10.33Mbps
BIGLOBEモバイル 20.35Mbps 8.13Mbps
IIJmio 40.78Mbps 9.02Mbps

UQモバイルやX-mobile、ワイモバイルなどが速いことがわかります。

譲れないポイントを決めて選ぶ

格安SIMにはそれぞれさまざまな特徴があり、どれが合っているかは人によって異なります。

自分に合った1社を選びたいのであれば、まずは譲れないポイントを決め、候補を数社に絞り込みましょう。

例えば、LINEのID検索がマストならmineoやIIJmio、実店舗への相談のしやすさならワイモバイルやUQモバイル、口座振替ができるところならワイモバイルやUQモバイルへと、候補が絞り込めます。

おすすめの格安SIM6選

SIMカード4

格安SIMに乗り換えるなら、以下の6社がおすすめです。

おすすめの格安SIM6選
  • ワイモバイル
  • UQモバイル
  • mineo
  • IIJmio
  • X-mobile

それぞれの概要や特徴、おすすめポイントを詳しく解説していきます。

ワイモバイル

Y!mobile

ワイモバイルは、ソフトバンクと同じソフトバンクが運営する格安SIMです。

▼ワイモバイルの概要

使用回線 ソフトバンク
プラン料金 シンプルS:3GB・2,178円
シンプルM:15GB・3,278円
シンプルL:25GB・4,158円
通話料 30秒22円
主要オプション ・データ増量オプション:550円
・だれとでも定額(10分以内かけ放題):770円
・スーパーだれとでも定額(S)(かけ放題):1,870円
速度制限 シンプルS:300kbpsシンプルM・L:1Mbps
割引 ・家族割引サービス:2回線目以降1,188円割引
・おうち割 光セット(A):1,188円割引

ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドです。格安SIMでありながら、大手キャリア並みの高品質な通信が見込めます。

全国約4,000以上のショップ・取扱店を展開しており、手続きや設定の不安もありません。

さらに、家族割引サービスまたはおうち割 光セット(A)のどちらかに加入すれば、毎月1,188円の割引が受けられます。

▼ ワイモバイルのおすすめポイント

  • 大手キャリア並みの通信品質
  • 全国約4,000の店舗が利用可能
  • 家族割引サービスまたはおうち割 光セット(A)で1,188円割引

ワイモバイル 公式サイトはこちら

UQモバイル

UQ mobile

UQモバイルは、auと同じKDDIが運営する格安SIMです。

▼UQモバイルの概要

使用回線 au
プラン料金 ミニミニプラン:2,365円(4GB)
トクトクプラン:3,465円(15GB)
コミコミプラン:3,278円(20GB)
通話料 30秒22円
主要オプション ・増量オプションⅡ:550円
・通話パック(60分/月):550円
・通話放題ライト(10分以内かけ放題):880円
・通話放題(かけ放題):1,980円
速度制限 ミニミニプラン:300kbps
コミコミ/トクトクプラン:1Mbps
割引 ・自宅セット割:最大1,100円割引

ワイモバイルと同じく、大手キャリア(au)のサブブランドとして運営されており、全国2,300以上の店舗による手厚いフォロー、高品質な通信環境が見込めます。

さらに、電気やインターネットとのセット割「自宅セット割」もしくは家族セット割の利用で、ミニミニプラン、トクトクプランで毎月550円の割引を受けることが可能です。

▼ UQモバイルのおすすめポイント

  • 大手キャリア並みの通信品質
  • 全国2,300以上の店舗が利用可能
  • 自宅セット割で1,100円割引

UQモバイル 公式サイトはこちら

mineo

mineo

mineoは、ユーザー同士の助け合いシステムを豊富に展開する、顧客満足度の高い格安SIMです。

▼mineoの概要

使用回線 ソフトバンク
au
ドコモ
プラン料金 【マイピタ】
1GB:1,298円
5GB:1,518円
10GB:1,958円
20GB:2,178円
【マイそく】
ライト(最大300kbps):660円
スタンダード(最大1.5Mbps):990円
プレミアム(最大3Mbps):2,200円
通話料 30秒22円
※mineoでんわで利用30秒10円
主要オプション ・10分かけ放題:550円
・時間無制限かけ放題:1,210円
・パケット放題 Plus(最大1.5Mbpsで使い放題):385円
速度制限 【マイピタ】
最大200kbps
【マイそく】
平日12時台は最大32kbps
3日間で10GB以上利用時
割引 夜間フリー:最大3カ月間440円割引

mineoには、高速で上限ありの「マイピタ」、低~中速で使い放題の「マイそく」の2つのプランがあります。

マイそくは最大速度ごとに料金プランがわかれており、最大1.5Mbpsのスタンダードでも990円しかかかりません。

さらに「パケット放題 Plus」をつければ、上限ありのマイピタも最大1.5Mbpsで使い放題

▼ mineoのおすすめポイント

  • 独自の助け合いシステム
  • 低~中速で使い放題のプランやオプション

mineo 公式サイトはこちら

IIJmio

IIJmio

IIJmioは、30周年を迎えた老舗の格安SIMです。

▼IIJmioの概要

使用回線 au
ドコモ
プラン料金 2ギガプラン:850円
4ギガプラン:990円
8ギガプラン:1,500円
15ギガプラン:1,800円
20ギガプラン:2,000円
※データシェアが10回線まで無料
通話料 30秒11円
※同一mioふぉんID間は30秒9円
主要オプション みおふぉんダイアル通話定額5分+(5分以内かけ放題):455円
みおふぉんダイアル通話定額10分+(10分以内かけ放題):637円
みおふぉんダイアルかけ放題+:1,273円
速度制限 クーポン残量がないまたはクーポンをOFFにした状態で、3日間366MB以上利用時
割引 mio割:IIJmioひかりとセットで660円割引

IIJmioは通話料が30秒11円と、ほかの格安SIMの半額程度しかかかりません。さらに、最大10回線まで、無料でデータシェアが利用できます。

スマホの特価セールの開催も多いため、乗り換えと同時に端末の買い替えを検討されている方にもおすすめです。

▼ IIJmioのおすすめポイント

  • 月額プラン料金が安い
  • 通話料が30秒11円
  • 最大10回線まで無料でデータシェアが可能
  • スマホ特価セールの開催が多い

IIJmio 公式サイトはこちら

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18歳以下 18歳以下とその家族
対象プラン コミコミプラン
データ容量 30GB
(20GB+10GB増量※1
20GB
月額料金 3,278円
割引額 -1,320円※1 -1,320円※1
割引適用後の月額料金 1,958円〜 1,958円〜

※1:データ増量、割引共に適用開始から最大12ヶ月目まで

「UQ親子応援割」は期間限定の割引ではありますが、割引適用中の月額料金は、他社20GBプランと比較しても最安クラスとなので、携帯料金の大幅な節約が見込めます。

また、万が一20GBを使い切れなかったとしても翌月にデータを繰越できる点も嬉しいポイントと言えます。

ただし、「UQ親子応援割」の対象プランは、月間20GB+10分かけ放題の「コミコミプラン」に限定され、家族の適用には18歳以下の子どもと同じ同一の「家族セット割」または「自宅セット割」グループへの加入が必要なので注意しましょう。

▼ UQモバイルのおすすめ理由

  • 学割の適用中は20GBプランしては最安クラスで利用できる
  • 使い切れなかったデータは翌月の繰り越しに対応
  • iPhone 13やPixel 7aといった人気機種もセット購入できる

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まとめ

格安SIMは、キャリアに回線の一部を借りている通信会社であり、キャリアほど通信環境が安定しません。

混雑時に遅くなりやすいのはもちろんのこと、災害時にも通信障害が起きやすいと考えられます。

そのほかにも、実店舗やセット販売端末、支払い方法の少なさ、補償の不十分さ、初期設定の手間など、多くのデメリットを考慮する必要があります。

しかし、その一方、格安SIMの料金はシンプルでわかりやすく、大手キャリアの半額~それ以下しかかかりません。低価格帯のスマホが充実しており、思いもよらないお気に入りに巡り合える可能性もあります。ぜひご自分にあった1社を探してみてください。

格安SIMのデメリット
  1. 通信速度が不安定
  2. 実店舗で相談しにくい
  3. 購入できる端末が少ない
  4. キャリアメールが使えない
  5. LINEのID検索ができない
  6. 口座振替できない
  7. 端末故障の補償が不十分
  8. 初期設定の手間がかかる
  9. 災害時不安がある
格安SIMのメリット
  1. 月額料金が安い
  2. 料金プランがシンプル
  3. 格安スマホ・型落ちiPhoneを販売している

 

管理人

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